「DAZN」によってファンが阿鼻叫喚に陥ったJリーグ開幕 (2/2ページ)

まいじつ

しかし、サッカーファン以外の一部からは、DAZNに対する不安が当初から話題になっていた

「DAZNはJリーグと放送権契約を結ぶ前から、アメフトなどのマイナーなスポーツの中継をしていました。しかし、放送予定にラインナップされていたはずの試合がいつの間にか放送されなくなることもしばしばあったのです。ファンの人数が少ない競技で起きていたので、大きな話題にはなっていなかったのですが、『あまり信用できない会社だ』と噂になっていました」(同・ライター)

前述の2試合は、試合終了後にJリーグの公式YouTubeチャンネルで配信された。動画配信の会社としては出来が悪いと言わざるを得ない。

また、今回の放送の不備以外の部分でも、不満の声が出ている。

「フレームレートが低いのです。フレームレートとは、単位時間あたりに処理させるコマ数のことをいいます。このフレームレートが25fps(1秒あたり25コマ)と、地上デジタル放送の約30fpsよりも少ない。そのため、パラパラマンガやセル画数の少ないアニメのように、動きがかくかくして見えるのです。テニスのサーブなどはボールがぶれているように見えてしまいます」(同・ライター)

とはいえ、DAZNはJリーグと独占契約を結んでいるため、スタジアムへは行けないが試合は見たいという人たちは、DAZNを見るしかないという状況だ。Jリーグ自体も、DAZNのもたらす高額の放送権料がなければ、財政難を脱することはできなかった。各チームも、放送権料が分配されることで恩恵を受けている。

だが、現状ではだれも得をしていない。

【画像】

siiixth / PIXTA(ピクスタ)

「「DAZN」によってファンが阿鼻叫喚に陥ったJリーグ開幕」のページです。デイリーニュースオンラインは、Jリーグサッカースポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る