睡眠不足はあなどれない。睡眠不足が引き金となって起きた5つの世界的大惨事 (2/5ページ)

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 マネージャーたちは寝不足のため、適切な判断が行えずエンジニアの忠告を無視することとなったというのだ。

 会議に参加していたトップ2のマネージャーたちは、いずれも23時間寝ていなく、前日も3時間しか眠っていなかった。「NASAでは通常、長時間働けば働くほどよいとされる習慣があり、今回の様な大惨事をもたらした」と関係者は語っている。・2. エールフランス 447便事故


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 2009年6月1日、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロからフランスのパリに向かっていたエールフランス447便が大西洋に墜落、乗組員、乗客含め228人全員が死亡した。

 当便の機長(58歳)は、ベテランのパイロットだったが、飛行前日は1時間ほどしか寝ていなかった。コックピットのボイスレコーダーにも機長が前の晩、十分寝ていないとこぼしている発言が残っていた。

 副操縦士は若手の2名で、彼らが飛行後3時間で問題に直面した時、機長はコックピットの後方で眠っていた。それは長時間飛行の際には取る事となっている、予定されている仮眠だった。

 しかし、副操縦士がインターコムで機長を呼び、“失速”の警報がコックピットに響き渡っていたにもかかわらず、機長は反応するまでに1分以上もかかった。

 機長がやっとコックピットに着くと、彼は混乱したようで、即時に対処することができなかった。しかも、副操縦士は失速の際に取る対処法とはまったく逆の操作を行っていた。それでも機長ほど経験を積んだパイロットであれば、対処は難しくない事態のはずだった。

 その3分後、機体はそのまま大西洋に墜落した。機長が警報が出てから対応するまでに時間がかかり過ぎたこと、瞬時に何が起きているのか判断する能力が欠けていたこと、この2つが今回の事故につながったと事故後の調査で判明している。
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