睡眠不足はあなどれない。睡眠不足が引き金となって起きた5つの世界的大惨事 (4/5ページ)

カラパイア



 米国家運輸安全委員会(NTSB)の調査によると、事故が起こったのは急激なカーブがある場所で、制限速度の時速30マイル(約48キロ)に対し、カーブ手前の列車の速度は同82マイル(約132キロ)だったとのこと。

 なぜ列車はこれほどスピードをあげていたのだろうか?

 なんと列車に乗っていたエンジニアは操縦席で眠りに落ちていて、スピードが上昇していることに気が付かなかったという。

 調査の結果、このエンジニアは2週間前に午後のシフトから朝のシフトに移っており、新しいシフトにまだ体内時計が慣れていなかったことが判明した。

 加えて、その後、同エンジニアは睡眠時無呼吸と呼ばれる睡眠障害と診断された。そのため、疲労が重なり、判断が鈍っていたとされる。

 また事故の直前に抗ヒスタミン剤を服用していたことも判明し、この服用が眠気を増幅したと考えられている。当局は、このエンジニアに対し刑事責任を問う予定であったが、最終的にとりやめとなった。・5. UPS 1354便 貨物輸送機事故


[画像を見る]

 2013年8月14日の早朝、UPS航空のエアバスA300貨物輸送機が米国アラバマ州のバーミングハム=シャトルズワース国際空港に着陸する際に失敗し大破した。搭乗していたパイロットは2人とも死亡した。

 米国家運輸安全委員会の調査で、パイロット2人は空港の滑走路にアプローチする際、様々な誤った操作をしていたことが報告された。

 着陸にむけた機体のコンピュータ操作を間違えた他、急速に降下、危険な状態にも関わらず着陸の試みを中止するのに失敗。その結果、機体は滑走路端の丘に墜落し爆発した。

 この事故の原因も過労とみられている。機長(58歳)と副操縦士(37歳)は以前から超過労働の不満を訴えていた。

 機長は同僚に「ここ数年の飛行スケジュールは過酷すぎる」とこぼしていたとも言われている。
「睡眠不足はあなどれない。睡眠不足が引き金となって起きた5つの世界的大惨事」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る