Q:上野さんから見て、最近の婚活トレンドをどう思っていますか?30歳を過ぎて焦っています……(31歳女性・看護師)(ラブホの上野さん) (5/7ページ)
女性の価値が暴落しているのは需要と供給の関係で仕方のない面もございます。
ですが本来であれば、女性が女性のために価値が暴落しないように歯止めをかける行動をすべきであったのにもかかわらず、一人また一人と自分の値段を下げて安売りと初めてしまったのです。そうすると値下げをしていない女性も値下げをせざるを得なくなってくる。
みんなが協力して価値の暴落に歯止めをかける、というのが女性にという大きな括りでは最善の行動でした。
しかし個々人の視点で物事を考えると「その協力を裏切り、抜け駆けをする」というのが最善になってしまう。
この矛盾こそが婚活デフレのジレンマの「ジレンマ」で御座います。
すると、一番割りを食らうのは価格競争についていけなくなった女性。
自分より若くて可愛くて性格の良い女性が、自分より低価格で売りに出ているのです。そんな商品、誰一人として買いません。
こうなってくると、もはや「自分磨き」とか「婚活」のようなその場しのぎの対処ではどうしようもありません。
婚活は経済的に言えば「営業」で御座います。どんな天才営業マンでもそんな商品を売ることはできません。
しかし、ある意味でこの女性たちは「女性の価値」の暴落に歯止めをかけようと努力をしていたのです。
その努力が「裏切り者」たちの抜け駆けによって破綻してしまったとも言えるでしょう。
以上が私が考える今日の婚活市場であり、婚活市場において女性の価値がどんどん暴落し、なおかつ女性自身がその暴落に貢献してしまっている、という状況を「婚活デフレのジレンマ」と名付けました。
結婚適齢期の女性が「男性の数を増やそう!」と考えないのは仕方がありません。何故なら、彼女たちにとって最善の行動は「抜け駆けしてでも結婚する」なのですから。
また、残念ながら男性にあれこれ言ったって仕方がありません。だって彼らはそもそも結婚したいと思っていないのですから。
戦争中に敵に対して「もうちょっと手を抜いてよ」というようなもので御座います。
そもそも時代の流れと言ってしまえば、それまでの現象で御座います。