水樹奈々・7年ぶりとなった冬の全国ツアーファイナル公演公式レポート (2/4ページ)
コスチュームも水樹ライブの見どころのひとつ。雅な和スタイルに始まり、『STAND UP!』では海に囲まれた日本ということで、海兵ルックに。そして『Please Download』ではアイドルのようなキュートなミニスカルックにチェンジ。後半はメタリックなビジュアル系衣装など、視覚的に日本のカルチャーを取り入れていた。
さらにSHORT MOVIEでは、“鶴の恩返し”をベースにした時代劇を展開。自分の命を救ってくれた青年(声:鳥海浩輔)に会うため、人間の姿になった一羽の鳥。その鳥の化身を演じたのが水樹。恩を返し、再び鳥の姿へと戻るのだが、映像とリンクするように、ステージには大きな翼を背負った水樹の姿が! 『ヒメムラサキ』の熱唱とともに、その翼は大きく開かれ、最終的に両翼の全長は17.7mにもなった。「これも日本のお家芸!」と、水樹が熱望したという大仕掛け衣装。重さ2.7t、高さ4.7mという、これまた“7”づくしの大迫力に、観客も目を見張っていた。
“ZIPANGU”の世界は、まだまだ続く。『悦楽カメリア』では激しい和太鼓が打ち鳴らされ、ダンサーがあやつる重なり合った障子の奥から、番傘を持った水樹がムードたっぷりに現れた。太鼓の音とバンドサウンドの見事な融合が、聴く者の魂を揺さぶる。一気に熱を帯びた会場は、『ミュステリオン』でクライマックスに突入。水樹が「みんな、もっとパワーを高めていきましょう!」とステージから煽れば、『UNLIMITED BEAT』で観客も大きな声でコール。「みんなの声、最高にカッコよかったです!」と満面の笑顔を見せ、『めぐり逢うすべてに』で本編ラストを飾った。
アンコールに応え、“牛車”を模したフロートに乗り込んだ水樹はアリーナ外周を滑走。ファンとのコミュニケーションを満喫したあとは、「大切な人を思い出してください」と『絶対的幸福論』を力強いボーカルで聴かせた。
ここで声優の山寺宏一がサプライズゲストとして登場。水樹自身からの熱烈な出演オファーを受け、駆けつけたという。ふたりは昨年10月に発表されたNHK復興支援ソング『花は咲く〜アニメスター・バージョン〜』を、ライブ初披露。