<導入事例>「パラレルI/O」によりI/O性能が2桁向上。科学飼料研究所がデータコアのサーバーSAN製品「SANsymphony」の導入でビジネスの高速化を実現 (2/8ページ)
■ケーススタディ概要
●導入前の課題
・事業拡大により業務システムの負荷が増え、レスポンスが悪化
・業務系と情報系でシステム基盤が分かれているため、運用管理の手間が煩雑
・専用ストレージの増設コストが大きな負担(ディスク1本でも数十万円)
●導入後の効果
・ボトルネックとなっていたSQL Serverの処理の高速化で業務スピードが向上
・業務系と情報系を単一のシステム基盤に統合したので運用性と拡張性が向上
・汎用的なハードディスクが利用できる新システムでは増設コストが約10分の1に
■導入前の環境とレスポンス低下の状況
科学飼料研究所の旧システムでは、業務系と情報系のそれぞれで個別に仮想化環境を構成。業務系では仮想化プラットフォームであるVMware vSphereの上にゲストOSとしてWindows Severを搭載。仮想マシンの数は、それぞれ7台と13台という構成でした。今回、システム基盤を全面刷新したのは、旧システムのレスポンスが極度に低下し、SQL Serverが1日に数十件もタイムアウトするような状態に陥っていたからでした。
■SANsymphonyの導入
アプリケーションが動作するサーバーからは、本製品が動作するサーバーおよび配下のストレージがSANとして認識されます。サーバー内蔵ストレージだけで構成するSANは、「サーバーSAN」と呼ばれ、汎用的なハードウェアだけでSANの構成が可能。記憶容量当たりの単価が圧倒的に安価となるほか、ハードウェアが単一のプラットフォームで済むのも大きな利点。インタフェースを問わず、x86サーバーをサポートするストレージであれば基本的に全てを仮想化でき、異種ベンダーのストレージが混在する環境でも単一のユーザー・インタフェースからの管理が可能です。
今回刷新の目的である高速化を支えるのがデータコアの「パラレルI/O」機能。I/Oを複数のCPUコアで並列処理する技術であり、処理時間を短縮します。データ書き込み時には、データがメインメモリに置かれた段階で書き込み完了を返し、ストレージにデータが書き込まれるのを待つ必要がありません。