「狙わずしてスクープを取る」 女性キャスターの「本音を話させる」テクニック (2/4ページ)

新刊JP

――では、短い時間しかもらえないときと、長い時間もらえるときの取材の準備の仕方は変わりますか?

谷本:短いときは「こういうコメントがもらえたら!」という狙いを持っていきますが、長時間の取材では話の流れに任せてしまうことが多いです。

これは何も考えずにインタビューをするのではなく、経験上、流れに身を任せてしまうことのほうが、まだどこにも出ていないスクープが取れるんです。深堀りをしていくという感じですね。

――流れに身を任すということは、常に質問し続けるということですよね。

谷本:質問というか話をする感覚ですね。相手の話が止まらないように、話題を繰り出しいきます。そして、相手の一番話したいことを話してもらい、掘り下げる。事前に質問がほしいと言われれば出しますが、それは一旦忘れて向き合うことが多いです。

――経営者の方へのインタビューだと、おそらくお近くに広報の人がいると思いますが…。

谷本:広報の方はあまり気にせずインタビューさせていただいております(笑)。そちらを見ると、視聴者や読者のために良いスクープを取れなくなるので。

――広報の人はそわそわするでしょうね…。でも、スクープの内容はだいたい目星がついているんですか?

谷本:目星がつくくらいのネタは基本的にどの媒体も狙っていますから、他と同じ話しか聞けないんです。本当のスクープは意外と「狙わないようにする」と取れたりするんですよ。

こちらから話題を投げて、相手の目が輝いた瞬間を逃さない。私は「あのエピソード、今までに聞いたことなかったです」と広報の人が言うくらいことを探しているので、あたりをつけないほうが良かったりするんですよね。

――狙わずしてスクープを取ると…。

谷本:最初から狙っているネタは確かに間違いないし、そういう記事としてコレクトなものが求められているときもある。けれども、私の場合は裁量をかなり与えられているので、自由に宝探しをしているような感覚でインタビューをすることが多いですね。

――自由があるということは、その一方で結果を出さないといけません。
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