「狙わずしてスクープを取る」 女性キャスターの「本音を話させる」テクニック (3/4ページ)

新刊JP

相手から話を引き出さないと!と気張ってしまうことはないんですか?

谷本:私は、インタビューというのは会話や議論だと思っています。「聞けばいい」「質問をすればいい」というわけではなく、自分の意見をぶつけて相手がどう思うのかを引き出しながら話をすることが大事だと思っています。

私の言った意見が相手の考えにないものならば「そんな見方はしたことなかった」と思うでしょうし、一般論とは違う視点で議論を進めることができますよね。

――意図的に取材対象者を怒らせる取材方法があると聞いたことがありますが、そういうことはあるんですか?

谷本:さすがに私は怒らせませんよ(笑)。でも、話をしていく中でそういう展開になってしまうことはあります。そのときは、怒らせないようにフォローをしますね。

「あなたの言っていることは間違っていると思います。でも、それは私の勉強不足によるものだと思っているので、説明してくれませんか?」という感じで。不躾には言わないようにしますね。

――まさに話術ですね。

谷本:そうですね。自然と話し方のテクニックを駆使しているのかもしれません。

■「器の小ささを利用させてもらいました」意地悪な政治家への対応

――私自身もインタビュアーとしてさまざまな方にお話をうかがうのですが、やはりインタビュイーの方々はその肩書きなり、その人物像なりを演じる、つまりペルソナを作ってお話をしていると感じることが多いです。

谷本:完全にそうですよね。

――そのペルソナをはぎ取らないと「自然体」は見えてこないと思うのですが、それがまた難しい…。

谷本:私は取材する部屋に入った瞬間からはぎ取りにいっています(笑)。一つ方法があって、フォーブスや日経CNBCの記者としてではなく、谷本有香という個人としてお話を聞きたいということをアピールすることです。

相手の肩書きを下ろしたいのであれば、まずは自分の肩書きを取り払う。

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