アメリカの気候学者が教えてくれた、気候と気候学者に関する10の事実 (6/7ページ)

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・9. 地球の最果てでの調査


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 ある古気候学者によると、1950年代から60年代当時、調査をするためにグリーンランドへ行くときの足は船で、一度降りたら2か月は帰ってこれなかった。

 現在では、飛行機やヘリコプターなどが使われ、以前に比べればずっと楽になってきたが、それでも天気の影響は受ける。夏であっても、天気が荒れれば、数日から数週間は補給が届かないことも普通にある。

 が、そうした長期に渡る調査にもいいことはある。氷河から氷床コアを採取するような生活は、ダイエットに最適なのだ。マイナス30度という気温では、体温を維持するために体がカロリーをどんどん燃焼してくれる。・10. 普通の人と気候学者は時間感覚が違う


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 普通の人にとっては数時間あるいは数分の違いだって重要なことがある。しかし気候学者は数万年単位で物事を捉えており、100年や200年程度大した時間ではない。

 あなたが大学で気候学のクラスをとれば、きっと子供や孫の代あるいはもっと先の世代の時代について話し合いながら、将来地球が迎える変化について考えるよう促されるだろう。

 人類は自らの行為の影響を理解することなく、ずっと昔から地球に影響を与え続けてきた。子供がいる人なら、誰もが我が子が可愛いことだろう。ならばそれを証明するときではないだろうか?

  50年先の子供や孫たちの世界を見据えることなしに、本当の意味で気候変動の問題に取り組むことはできないのである。
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