自動車の大事な心臓部!各メーカーがこだわるエンジン技術とその種類を一挙紹介 (3/5ページ)
■ ガソリンエンジンとほぼ同時期に産声を上げたディーゼルエンジンphoto by Chris Thomas(CC 表示-継承 3.0)
ディーゼルエンジンは、ベンツによるガソリン自動車発明とほぼ同時期に誕生したといわれています。1893年、ルドルフ・ディーゼルが「既知の蒸気機関と内燃機関を置換する合理的熱機関の理論と構築」という論文を発表しました。この論文によりディーゼルエンジンの基礎が確立され、ディーゼルは特許を取得することになります。1897年にはミュンヘン工科大学で公式性能試験を行い、初めて動力を取り出すことに成功。自動車の開発にも意欲的に取り組みますが、夢半ばで不可解な死を遂げます。しかしその後も実験は続けられ、1922年にプジョーがパリ~ボルドーのテスト走行に成功。これが現代のディーゼル車のルーツとされています。
■ 史上最高のパフォーマンスを発揮したアウディ・R10 TDIのエンジンphoto by Brian Snelson(CC 表示 2.0)耐久レースの世界に革命をもたらしたディーゼルエンジンが、アウディ・R10 TDIに搭載された5.5リッターV12エンジンです。それまでにもル・マン24時間レースにはディーゼルエンジンで参戦したチームはありましたが、日の目を見ることはありませんでした。ディーゼルエンジンの持つ低回転・高トルクという特性から、低い回転域で高い出力を得ることに成功。デビューイヤーとなった2006年のル・マンでは見事総合優勝を果たし、アウディブランドのマーケティング面でも大成功を収めたのです。
■ ディーゼルを再び日本に広めた功労者、マツダ・スカイアクティブ-Dphoto by マツダ株式会社「ディーゼルは燃費がいいが、排気ガスが環境に悪影響を及ぼす」こういった既成概念を見事に打ち破ったのが、マツダ・スカイアクティブ-Dと呼ばれるディーゼルエンジン群です。従来では考えられなかった低圧縮比とすることにより均質な燃焼が実現し、NOxやススの発生を低減。これにより、コストのかかる後処理デバイスなしでも厳しい排出ガス規制をクリアしています。