ケルバー、プリスコバらが準々決勝へ、ムグルッサは棄権 [マイアミ・オープン]
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月21日~4月1日/賞金総額769万9423ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が予選を勝ち上がった日本の尾﨑里紗(江崎グリコ)を6-2 6-2で下して準々決勝進出を決めた。
第12シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は第6シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が第1セットのあとに眩暈を感じて棄権したために、やはり準々決勝に駒を進めた。ムグルッサは眩暈は暑さからくるものだろうと言った。ウォズニアッキはムグルッサに対して7-6(1)で第1セットを取っていた。
「準々決勝に進出できてうれしい」とウォズニアッキ。「自分がいいプレーをしていると感じているわ」。
南フロリダ特有の暑く湿気の高いその午後、ムグルッサは70分かかったセットを締めくくったタイブレーク終了後にコートサイドで医師の診断を受け、もはやプレーを続けることはできないと判断した。彼女はセットの途中で頭痛と腹痛を感じ始め、それから眩暈を覚えたのだという。
「試合が進むにつれてひどくなったの」とムグルッサは言った。
大会を通してまだ一度もセットを落としていないウォズニアッキは、準々決勝でルーシー・サファロバ(チェコ)と対戦する。サファロバは第4シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を7-6(5) 6-1で下して勝ち上がった。
第2シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)はフェドカップのチームメイトで、ときどきいっしょにダブルスをプレーしている第15シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-1 6-4で下してベスト8入りを決めた。
「厳しいバトルを予想していたわ」とプリスコバ。「終わりは油断のならない展開になったけれど、勝ててうれしいわ」。
そのほか、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、第10シードのジョハナ・コンタ(イギリス)、第11シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、第26シードのミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)が準々決勝に進んだ。
ハレプは第14シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を4-6 7-5 6-2で、コンタはララ・アロアバレーナ(スペイン)を7-5 6-1で、ビーナスは第7シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を6-3 7-6(4)で、ルチッチ バローニはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のベサニー・マテック サンズ(アメリカ)を7-5 6-4で、それぞれ退けた。
準々決勝の顔合わせはドローの上から、ケルバー対ビーナス、ハレプ対コンタ、ウォズニアッキ対サファロバ、ルチッチ バローニ対プリスコバとなる。(C)AP(テニスマガジン)