【てるみくらぶ騒動】旅行会社の詐欺はよくある?返金交渉の実体験 (1/3ページ)
格安メニューで業績を上げていた旅行会社『てるみくらぶ』の破産騒動が大きな話題となっている。破産申請の直前まで新聞広告を載せていたり、すでに海外に飛び立っている客(約2,500人)に対して「ホテルが予約できているかわからない、自力で対処して欲しい」といった無責任極まりない言葉を発するなど、まともな神経をしているとは言い難い対応には呆れるよりない。大袈裟ではなく、事件に巻き込まれたり、最悪の場合は死に繋がる可能性すらあるというのに。
だが、こうした旅行会社のトラブルは今に始まった事ではなく、「騙された」「説明と違う」といった声が常にネットのあちこちに散らばっているのが現状だ。しかも、今回のような格安をウリにした旅行会社だけではなく、超大手であってもニュースになるような悪質なトラブルが発生しているので、名の知れた旅行会社を使えば安全という訳でもない。
中でも記憶に新しいのは、JTBの社員が巻き起こした「偽装事件(2014年)」だろう。これは、修学旅行のバスの手配を忘れた男性社員が、生徒のふりをして学校に「修学旅行を中止しなければ自殺する」といった内容の手紙を送りつけ、警察の捜査によって真実が発覚したという事件だ。偽計業務妨害の容疑で逮捕された男によると、学校側の都合で修学旅行が中止になれば、旅行会社のミスが明るみにならずに済むという、実に軽率な考えだったという。
こうしたニュースになった出来事だけではなく、私自身にも旅行会社と揉めに揉めた実体験がある。何かの足しになるかもしれないので、少々長くなるがその時の経緯を書いておこう。
今から約10年前、私の妻が旅行会社(以下A社)の計画倒産とも言える悪質な手法の被害に遭った。妻がネットで見かけたメキシコ旅行の案内に興味を持ち、友人と女2人で海外旅行をしようと申し込みをした。ところが、旅行代金30万円を振り込んだ矢先にメキシコをハリケーンが襲い、TVで連日報道されるほどの大被害を出す。そのタイミングで何故かA社と連絡が取れなくなり、その間に航空機のキャンセルチャージ100%(出発日の3日前)になってしまう。