【プロ野球】アメリカの次に多いのは8人のあの国。12球団助っ人外国人の出身地・最新トレンド

アメリカが優勝したWBC。侍ジャパンの健闘ぶりが印象に残る一方で、NPBに在籍した、在籍している選手たち、たとえば、バレンティン(オランダ代表)やマシソン(カナダ代表)、デスパイネ(キューバ代表)らが母国の栄誉を背負って奮闘したのも目立った大会だった。
昔も今も、助っ人外国人といえばアメリカ出身の元メジャー選手が多いのは事実。しかし、現在はアメリカ以外にも様々な国の助っ人が来日している。
開幕時に1軍に登録された選手に絞って、彼らの出身地を確認してみよう。
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■【セ・リーグ】開幕1軍の外国人選手の出身地
■広島
ジョンソン:アメリカ
ジャクソン:アメリカ
ブレイシア:アメリカ
エルドレッド:アメリカ
■巨人
マシソン:カナダ
マイコラス:アメリカ
カミネロ:ドミニカ共和国
マギー:アメリカ
■DeNA
クライン:アメリカ
パットン:アメリカ
ロペス:ベネズエラ
シリアコ:ドミニカ共和国
■阪神
メッセンジャー:アメリカ
マテオ:ドミニカ共和国
ドリス:ドミニカ共和国
■ヤクルト
オーレンドルフ:アメリカ
ルーキ:アメリカ
ギルメット:アメリカ
バレンティン:オランダ領アンティル
■中日
ジョーダン:ドミニカ共和国
ゲレーロ:キューバ
ビシエド:キューバ
■【パ・リーグ】開幕1軍の外国人選手の出身地
■日本ハム
メンドーサ:メキシコ
マーティン:アメリカ
レアード:アメリカ(WBCはメキシコ代表で出場)
■ソフトバンク
サファテ:アメリカ
デスパイネ:キューバ
■ロッテ
ダフィー:アメリカ
パラデス:ドミニカ共和国
■西武
シュリッター:アメリカ
ウルフ:アメリカ
メヒア:ベネズエラ
■楽天
ハーマン:アメリカ
ウィーラー:アメリカ
アマダー:メキシコ
ペゲーロ:ドミニカ共和国
■オリックス
コーク:アメリカ
ヘルメン:ドミニカ共和国
ロメロ:アメリカ
■アジア系の開幕1軍選手はゼロ! 最新の外国人出身地トレンドとは?
開幕1軍外国人選手39人のうち、断トツで多いのはやはり22人のアメリカ。以下は8人のドミニカ共和国、3人のキューバ、2人のメキシコ、2人のベネズエラと続く。
バレンティンの出身地であるオランダ領アンティルもカリブ海地域に位置するため、開幕1軍登録された外国人選手は全員北中米の出身ということになる。なお、開幕ローテーション入りしたものの、チーム事情で1軍登録が4月6日の登板日になったバンデンハーク(ソフトバンク・オランダ出身)はヨーロッパ大陸で生まれ育っている。
李大浩(元ソフトバンクほか)が韓国に復帰して、呉昇桓(元阪神、現カージナルス)がメジャーで活躍、そして陽岱鋼(巨人)は2軍調整中のため、アジア系の外国人選手が1軍に不在なのは寂しい限り。
WBCが徐々に世界的な盛り上がりを見せている現在、今後はもっと多種多様な地域の助っ人外国人が増えることが見込まれる。そうなると野球がもっと面白くなるに違いない。
文=サトウタカシ (さとう・たかし)