「コーヒーショップ店員に一目惚れ。でも行動できません」(26歳女性・IT)(ラブホスタッフ上野さん) (2/6ページ)
解決まで360年もかかってしまった「フェルマーの最終定理」を残した人物として有名な“趣味で数学をしていた弁護士”。
数学のプロではないくせに、当時の数学者たちですら解けない問題をポンポン解いては、解けたこと自慢する手紙を送りつける変人。オブラートに包まずに言えば、物凄く嫌われていたことでしょう。
そんな嫌われ者のフェルマーと仲が良かったのがパスカルでした。天才同士でウマがあったのかは分かりませんが、この二人の天才は先ほどのメレが持ち込んだ問題をきっかけにして、二人で確率論を生み出していくことになります。
パスカルが「確率論の父」と呼ばれているのに、フェルマーがそう呼ばれないのは、彼がアマチュアであったことも大きいでしょう。
さて、こうして彼は手紙のやり取りの中で確率論という学問を築き上げていくことになるのですが、確率論を語る上で非常に重要な概念として「期待値」という言葉が御座います。この言葉の意味を知らずして、確率論を考えることは不可能でしょう。
コイントスをして、表が出れば私がご質問者様に1万円を払い、裏が出たらご質問者様が私に2万円を払う。
この時点で直感的にも不利なギャンブルであることは判ると思うのですが、それでは具体的にどの程度不利なのかということを考えてみましょう。
ご質問者様の視点で考えると、まずコインの表が出れば1万円もらえることになります。そしてコインが表になる確率は50%ですので、10000×0.5(50%)=5000となります。
逆にコインの裏が出たら20000円を払わなくてはいけないので、同じように-20000×0.5(50%)=-10000
すると差し引きで-5000となります。
これを“期待値”と言うのですが、今回のギャンブルの場合、ご質問者様の“期待値”は-5000となります。
これはこのギャンブルを続ければ、毎回5000円のペースでお金が減っていくということ。