「発展途上国」では家電よりスマホが先に進化する (1/3ページ)
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インドネシアは「新興国」である。それは言い換えれば、「発展途上国」だ。
だが、現状として発展途上国ほど発展している分野がある。
インドネシアの経済発展は、2010年代に登場した製品とともにある。よくこの国を訪れた日本人ビジネスマンが「なぜ彼らはスマートフォンを持っているのに、冷蔵庫は持っていないんだ?」と首を捻る。だが、1960年代の日本と今のインドネシアを同一の線に置いてはいけない。
池田勇人内閣当時の日本人は、年々増える可処分所得を白物家電購入に充てるしかなかった。黒物家電はテレビとラジオ受信機を除き、どれも「マニアだけが持つもの」という位置づけである。
今は違う。黒物家電の種類が増えただけでなく、携帯電話という通信機器が大進化を遂げて誰もが所有するようになった。人々の可処分所得は、スマホを維持するための費用に消えている。
東南アジアの急速発展は、常にスマホと一緒にあると断言してもいいだろう。
■ 急成長中の「Go-Jek」とは
『Go-Jek』というサービスをご存知だろうか?
東南アジアにはバイクタクシーというものがあるが、Go-Jekはスマホでバイクタクシーを任意の場所に呼び出せるというサービスである。要はUberと同じだ。
いや、今やGo-JekはUberを凌駕しているかもしれない。
バイクで運ぶのは、何も人間だけに限らない。Go-Jekはすでに軽輸送や買い物代行のサービスも始めている。また最近では、キャッシュレス決済も導入している。
ここで、他のメディアの記事を引用させていただこう。
インドネシアのオンデマンド配車アプリGo-Jekが、シンプルなeウォレットを導入したのは少し前のことだ。ユーザはアプリ上でクレジットを保管し、運賃の支払いやサービスなどの購入にあてることができる。クレジットポイントはeウォレットの残高から差し引かれるため、現金を扱う面倒を省くことができる。