シャラポワのワイルドカード論争にハレプとコルネが新しい刺激を投入 [ポルシェ・テニス・グランプリ] (1/3ページ)

テニスデイリー

シャラポワのワイルドカード論争にハレプとコルネが新しい刺激を投入 [ポルシェ・テニス・グランプリ]

 マリア・シャラポワ(ロシア)が薬物使用で活動停止処分を受けて以来、初の試合をプレーする予定日の前日、シュツットガルトではシャラポワのワイルドカード(主催者推薦枠)による「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTAプレミア/4月24~30日/室内クレーコート)出場についての論議が続いていた。

 シモナ・ハレプ(ルーマニア)とアリゼ・コルネ(フランス)はシャラポワに本戦ストレートインのポジションを与えた大会主催者を非難している選手たちの一団に加わった。反対に選手たちは、日に日にその数を伸ばしている。

 「子供たちのお手本となるためにも、若い選手たちのためにも、薬物使用で処分を受けた選手をワイルドカードで助けるのは許されることではないわ」と世界5位のハレプ。また、「これはシャラポワがどうこうという問題ではなく、薬物を使用したプレーヤー皆について言えることよ」と言い添えた。

 「私は大会ディレクターがやったことを支持できないわ。でもまた、批評することもできない」とハレプは言った。今大会は第4シードのハレプは2回戦でバーボラ・ストリコバ(チェコ)と対戦する予定だ。

 コルネは仏レキップ紙上にコメントを掲載することによって、さらに一歩前に出た。

 「一般的に言って、私はWTAが薬物テストで陽性反応を出した選手のプロモーションを行うなんて、恥ずべきことだと思うわ。彼女は偉大なチャンピオンだから人々が彼女について話題にしているのはごく当然のこと。でもそれと、彼女の復帰をこうも大々的に奨励するのとでは大きな違いがある。正しいことじゃないと思うわ」と世界41位のコルネは言った。

 心臓病の薬でもあるメルドニウムが2016年から禁止薬物となったあと、シャラポワは同薬物使用が発覚し、15ヵ月の出場停止処分を受けた。彼女の処分の期間は、この水曜日に終了となる。グランドスラムを5度制した元ナンバーワンのシャラポワは、2012年から2014年に3連覇した今大会の1回戦で、ロベルタ・ビンチ(イタリア)と対戦する予定になっている。

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