シャラポワのワイルドカード論争にハレプとコルネが新しい刺激を投入 [ポルシェ・テニス・グランプリ] (2/3ページ)

テニスデイリー

 ビンチは月曜日に、薬物使用による出場停止処分から戻った選手にワイルドカードを与えることについて公然と反対しているカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)らに加わった。

 今大会で、一昨年、昨年と2連覇しているケルバーは今回第1シードだ。第7シードのラドバンスカは火曜日に1回戦をプレーし、エカテリーナ・マカロワ(ロシア)に2-6 4-6で敗れた。そのマカロワは、シャラポワとビンチの試合の勝者と対戦することになる。チブルコバは右手首の故障のため、大会を棄権した。

 そのほか行われた1回戦では、第8シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)がキキ・バーテンズ(オランダ)に6-3 5-7 6-3で競り勝った。クズネツォワは2回戦で昨年準優勝者のラウラ・シグムンド(ドイツ)と対戦する。シグムンドはジャン・シューアイ(中国)を6-2 7-6(4)で下した。

 今大会のほかにシャラポワは、5月のマドリッドとローマでもワイルドカードを与えられているが、5月下旬の全仏オープンの主催者はシャラポワを招待するか否か、まだ決めていない。

 「フランステニス連盟の会長ベルナール・グイディセッリが最初に言ったことを守り、彼女に全仏でのワイルドカードを与えないよう祈るわ」とコルネは言った。

 「薬物テストで陽性となった選手は、ほかの選手同様にゼロから始めて自分の場所を勝ち取るべき。彼女のためにレッドカーペットを敷くべきじゃない」とコルネは言い添えた。「不幸なことにテニスはビジネスであり続けている…(中略)…でも道徳的にそれはよいことじゃない」。

 ますます多くの選手が薬物使用による処分を受けた選手にワイルドカードを与えることに反対意見を述べているが、シャラポワはある支援をも受け取った。

 カロリーナ・プリスコバ(チェコ)は、テニス界にはシャラポワのようなキャラクターが必要で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が妊娠を発表して来年までプレーできない今、いっそうそうであると指摘した。

 「間違いなくこれは大会にとって大きなことね。

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