いろんな意味で禁断の果実。5つのギネス記録を持つ「ココ・デ・メール(フタゴヤシ)」の種子に関する歴史と伝説 (3/4ページ)
ココヤシと違って、ココ・デ・メールの木には雌雄がある。メスの木にはお尻そっくりの実がなり、オスの木はまるで息子スティックのように見える尾状の花をつけるのだ。人間の生殖器によく似た形状が、さらなる伝説を生んだ。
ココ・デ・メールのオスの花
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こんな都市伝説が生まれた。
暗い嵐の夜、木々たちはこっそりと地面から自らを引き抜いて歩き出す。オスとメスの木はお互いに引き寄せられるように出会い、情熱的に愛し合う。だがその場面を見てしまった者は皆、死ぬか失明する運命をたどる。今日でもなお、ココ・デ・メールの授粉の仕組みは完全にはわかっておらず、それがますますこの木の謎めいた魅力を助長させている。
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またこんな話もある。
1881年、英国軍のチャールズ・ジョージ・ゴードン少将が、セーシェル諸島のプララン島にあるヴァレ・ド・メに上陸し、ここが聖書のエデンの園だと確信した。
熱心なクリスチャンで宇宙論者のゴードンは、ココ・デ・メールの実の形を見て、イヴがアダムに
与えた禁断の果実だと思ったのだ。
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お尻の形をした種子は果皮を取り除いた中にある。