世界一美しい街への拠点!南ボヘミア、チェスケー・ブディェヨヴィツェの魅力とは (1/4ページ)
「世界一美しい街」として知られるチェコの世界遺産の街、チェスキークルムロフ。そこへの拠点となるのが、南ボヘミア最大の都市、チェスケー・ブディェヨヴィツェです。
チェスキークルムロフへはプラハからの日帰り旅行も可能ですが、チェスケー・ブディェヨヴィツェを起点にすれば、チェスキークルムロフとチェスケー・ブディェヨヴィツェを両方観光できて、1度で2度おいしい旅になりますよ。
1265年、チェスケー・ブディェヨヴィツェは、ボヘミア王国の王立都市として建設されました。16世紀には塩の取引や銀の集積所として栄えましたが、1618年に三十年戦争が勃発して以来、幾度となく戦禍に巻き込まれ、1641年の大火災では226軒もの建物がわずか1日で焼け落ちてしまいました。
ヨーロッパで工業が発展し始めた1832年、チェスケー・ブディェヨヴィツェとオーストリアのリンツを結ぶ、ヨーロッパで初めての馬車鉄道が敷設され、街は再び活気を取り戻します。
現在見られるチェスケー・ブディェヨヴィツェの街並みは、1641年の火災後に再建されたもので、バロック様式のパステルカラーの美しい建物が印象的です。
鉄道駅から、カラフルな建物やストリートアートを眺めながら歩くことおよそ10分。旧市街へと至ります。
旧市街の中心をなすのが、「プシェミスル・オタカル2世広場」。1ヘクタールの広さをもつ、ヨーロッパで最も大きな広場の一つとして、チェコの数学の教科書にも載っているのだとか。