吉田豪インタビュー企画:ウーマンラッシュアワー村本大輔「自分は人間関係も器用なキンコン西野とは違う」(2) (3/3ページ)

デイリーニュースオンライン

■自分は人間関係も器用なキングコング西野とは違う

──ちょうどいろいろ迷ってるタイミングで取材に来ちゃったんですね。

村本 そうです、ホント迷ってるというか。有名なテレビとかも、断るのもダメだし、でもこれやらなきゃいけないかなとか思うことが多いというか。それすら口に出しにくいじゃないですか、「生意気だ」とか「偉ぶるな」とか言われるから。すっごい気持ち悪い気がするんですよね。気持ち悪いことが多いんですよ。

──そういうことに抗いたいわけですよね。

村本 言ってやりたいんです。そしたら今度は自分がスカッとするかなと思いますし。でも、あんまり賢くないんですよね。西野は賢いんですよ。

──西野さんは人間関係もうまいですよね。

村本 うまいんですよ、器用なんです。

──西野さん、ネット上では嫌われるけど、会って嫌う人はあんまりいないと思ってて。

村本 たしかに。

──キングコング梶原(雄太)さんは逆らしいんですけどね(笑)。

村本 ハハハハハ! たしかにそうですね(笑)。アフリカのトレヴァー・ノアっていう有名な黒人のスタンダップコメディアンがいるんですけど、向こうもコンプライアンス厳しくて、黒人をネタにしたら叩かれる。でも、そういうことを言うんで、「なんで言うんですか? 仕事なくなりますよ」って聞かれたら、「どうせまた貧乏になるだけでしょ」ってあっさり言うんですよ。そういう姿勢でいたいなって。毎回勝負しながら、その姿勢でいたいなって思うんですよ。あと同期のヤツに、「誰かに認められて初めてそれができるんだぞ。まだおまえはそこまでじゃないんだ」って言われたんですけど、認める側、この人が言うんだったら間違いないっていう側にはなりたくないと思って。選ばれる側じゃないとダメなんじゃないかって。芸人はもうダメですね、あんまり魅力的なのいないですね。

──そう思うぐらいまでになっちゃったんですか……。

村本 西野も漫才とかネタはやってないですからね。

──そうですね、フリートークの独演会はやっているけど。

村本 こっちはネタでヒリついて拍手笑いさせたいなっていう。「よく言った! おもしろいこと言うね、こいつ」って。なんかオッサンがガッツポーズ取れるようなことは言いたいと思いますけど。

──西野さんはテレビと距離を置きながら、やっぱりうまいことやってっるじゃないですか。先輩ともうまくやれてるし、いざテレビに出たときのイジられ方もうまいし。

村本 たしかに! そこなんですよ。僕は違うんですよ。僕はレスラーでいうと、ロープに投げられたらロープを越えて走って逃げて、爆弾を作って戻ってくるタイプです。ダイナマイトくくりつけてワーッと。西野はちゃんと跳ね返りますから。

──西野さんは、文句を言いながらもちゃんと付き合いますからね。

村本 文句言いながらもきれいに跳ね返りますよ、あいつは。

<次回に続く>

プロフィール


ウーマンラッシュアワー

村本大輔

村本大輔(むらもとだいすけ):1980年、福井県出身。様々なコンビを経て、2008年に中川パラダイスとお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」を結成。2013年にはTHE MANZAIで優勝する。個人でも幅広く活動し、2015~2016年にはラジオ『ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン』のパーソナリティを務め、現在Web番組AbemaTV『ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜The NIGHT』、『Abema Prime』(https://abema.tv/)のMCを務めている。ソロライブ『ウーマンラッシュアワー村本の大演説』を全国で開催しており、7/2(日)には大阪・なんばグランド花月にて開催する。

プロフィール

プロインタビュアー

吉田豪

吉田豪(よしだごう):1970年、東京都出身。プロ書評家、プロインタビュアー、ライター。徹底した事前調査をもとにしたインタビューに定評があり、『男気万字固め』、『人間コク宝』シリーズ、『サブカル・スーパースター鬱伝』『吉田豪の空手★バカ一代』などインタビュー集を多数手がけている。コラム集『聞き出す力』『続 聞き出す力』も話題を呼んだ。

(取材・文/吉田豪)

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