疲れの原因は浅い呼吸?酸素不足が及ぼす体への悪影響 (1/3ページ)
私たちが呼吸をするのに欠かせない酸素。
2017年5月15日、市川海老蔵さんがブログ内で「心配や不安で無酸素状態が多くなり、疲れていた」と報告されており、呼吸について語られておりました。(
参考)
呼吸が苦しくなるような感覚というのはどのような時に起きるのでしょうか。また、理想的な酸素濃度や、酸欠について医師に詳しく解説していただきました。
人間と酸素の関係

海老蔵さんが言っているのは、本当に体から酸素がなくなった状態という意味ではなく、「無意識に呼吸が浅くなり、深い呼吸ができていない状態」というような意味と思われます。
そもそも人間がなぜ酸素を必要とするかというと、食物からエネルギーを作り出すため、もしくは体内で起こる様々な化学反応の過程で酸素が必要とされるからです。酸素は体内に貯めておくことができず、常に呼吸をして取り込み続ける必要があります。
酸素飽和度
肺で血液中に取り込まれた酸素は、血液中の赤血球に入り、ヘモグロビンと結合して体内を運ばれます。血液中にあるヘモグロビンのうち何パーセントが酸素と結びついているかを表した数値が酸素飽和度です。酸素飽和度は指先を挟む小さい計測機械(パルスオキシメーター)で簡単に測定することができます。
普通は100%に近い数値ですが、息を限界まで止めると80%台まで下がります。喘息の発作や心臓病で酸素飽和度が90%を切ると重症の状態です。しかし急激にではなく慢性的に酸素飽和度が下がる場合はあまり苦しさを感じない場合もあります。