高位破水はなぜ気づきにくい?見分け方と胎児に伴うリスクについて (1/5ページ)
破水と一言で言っても、正常な破水からリスクを伴うものまで、様々な破水があります。安心して
出産にのぞむために、基礎知識をおさえておきたいですよね。今回は、破水の中でも気づきにくく原因も特定しづらいと言われている「高位破水」について、詳しく医師に解説していただきました。
卵膜や羊水の役割

胎児は子宮の中で袋状の卵膜(羊膜、絨毛膜、脱落膜の三層を合わせて卵膜と呼ぶ)に包まれ、卵膜の中には羊水が詰まっています。
卵膜や羊水がなければ、胎児が外界の細菌にさらされ、子宮の圧によって締め付けられて、へその緒の血流が途絶える可能性もあるので、胎児は生まれる直前まで卵膜や羊水に守られていたほうが合理的です。
適時破水と非適時破水

陣痛が10分おきに起こって分娩が始まり、子宮頸管が柔らかくなり、子宮口が全開になってから卵膜が破れて破水が起こることが適時破水です。
非適時破水
■早期破水
分娩開始後・子宮口全開大以前に生じる破水です。
■前期破水
分娩開始前(陣痛が10分に一回起こっていない状況)に破水が起こることです。
・37週未満の前期破水
問題となるのは、37週未満で胎児がまだ成熟しきっていない時に破水が起こる前期破水(preterm premature rupture of membrane, pPROM)という状態です。