気象予報士になるには? 資格や試験について知ろう (1/2ページ)

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木原実さんや天達武史さんなど、ニュース番組のお天気コーナーで活躍する気象予報士。みなさんは、この気象予報士になるにはどうすればいいかご存じですか? また、気象予報士の資格を取得した後はどんな仕事に就くことが多いのでしょうか。今回は、気象予報士になるにはどうすればいいのかについてまとめてみました。

■気象予報士はどんな資格なの?

「気象予報士」は国家資格の一つ。予報の信頼性や技術水準を一定以上に保つ目的で1994年に導入された、比較的新しい国家資格です。この資格を取得することで「天気予報」を行うことができるようになります。また、テレビ局や気象予報サービスを行う企業など、予報業務を行う事業者は、事業所ごとに気象予報士を置かなければならないと気象業務法で定められています。

ちなみに「予報を伝えているだけ」であるならば資格は必要ないので、テレビ番組で女性タレントが天気予報を伝えるのも可能なのです。

■気象予報士になるための試験は?

気象予報士になるには、「気象予報士試験」に合格し、気象予報士として登録されないといけません。気象予報士試験は「一般財団法人気象業務支援センター」が行っているもので、年度中に2回行われます(おおむね8月と1月に開催)。国家試験としてはめずらしく、受験資格はありません。誰でも受けることができる試験ですが、その合格率は3、4%と低く、難関国家試験の一つに挙げられています。

この試験は、

1.今後の技術革新に対処し得るように必要な気象学の基礎的知識
2.各種データを適切に処理し、科学的な予測を行う知識および能力
3.予測情報を提供するに不可欠な防災上の配慮を適確に行うための知識および能力

といった、気象予報士に必要な能力を認定するもの。

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