江戸時代の怪談といえば…「本所七不思議」にはいったいどんな話があったの? (1/2ページ)
不思議な体験談をまとめた「七不思議」はいろんな土地にありましたが、本所七不思議が知名度も高いのではないでしょうか。元々、本所は4代将軍家綱の時代に、本格的に開発された地域で、隅田川の東岸に広がる低湿地帯でした。そこに武家屋敷や寺社が建てられたものの、夜はとっても静かだったそう。
『本所七不思議之内 無灯蕎麦』(燈無蕎麦) 歌川国輝・画
七不思議なのに七つではなかった?そして、本所七不思議という名前が付いているのに、実際は七つとは限らないのだとか。たとえ八つだとしても、「七不思議」にして、江戸の都市伝説として定着させたのです。ほかにも、麻布の七不思議もあったけれど、これも伝説は七つ以上あったそう。
本所七不思議って?では、本所七不思議にはどんな話があったかというと…
置いてけ堀釣った魚を魚篭に入れて帰ろうとしたら、「置いてけ置いてけ」という声が聞こえ…慌ててその場を離れて、しばらくしてから魚篭をみると、いつの間にか空っぽになっていた、という話。
送り提灯夜道の先を案内してくれるように提灯が見えたと思い、近づくと、姿をくらまして見えなくなる。そして、また見えたと思いきや、また見えなくなる、という話。
片葉の葦両国橋の近くの駒留橋の下に生える葦は、片方しか葉をつけない。それは、ならず者の留蔵に片手片足を切り落とされ殺されたお駒という女性の死体が捨てられてから、という話。
足洗い屋敷本所三笠町の旗本・味野の屋敷で丑三つ時になると、天井から血だらけの巨大な足が出てきて、「足を洗え」とわめくんだとか。