【小林麻央さん 顎にがん転移】気になる症状とリスクを医師が解説 (2/4ページ)
■ 首の骨への転移
がんが首の骨に転移すると、骨の一部が弱くなって折れやすくなりますが、骨折した場合には脊髄や神経が傷ついて麻痺や痛みが生じることがあります。
場所によっては呼吸など生命維持に大切な脳の機能が障害を受ける可能性もあります。
■ 腰の骨への転移
転移巣が大きくなって脊髄を圧迫し、足の麻痺や排せつのコントロールができなくなることがあります。
■ 脳への転移
脳に転移すれば転移した部分の脳の働きができなくなるため、麻痺や感覚の異常など様々な症状が生じたり、頭痛や意識障害を起こすこともあります。
治療方法
転移による症状が生命維持や生活の質の妨げになる場合、放射線を転移巣に集中させて照射したり、化学療法(抗がん剤治療)を行うことが多いです。 乳がんの転移について

主な乳がんの転移先
・原発巣に近い皮膚
・血流の多い肺、骨、脳、肝臓
例えば乳がんが肺に転移したとしたら、その転移した病巣は「肺がん」ではなく「乳がんの肺転移」と呼び、顕微鏡で見ると原発巣の乳がんと同じ見た目の細胞でできています。
治療方法
■ ホルモン治療
乳がんの場合はホルモン治療に反応しますので、転移巣への治療目的でホルモン治療を行うこともあります。
■ 骨を再生させる治療
骨への転移がある場合、骨粗鬆症治療に使われるような、骨を再生させ強くする作用のある薬を使うことがあります。
転移によるリスク
乳房は、肺・肝臓・脳などとは異なり、生命の維持に関係しない臓器ですので、乳がんで命を落とす場合、転移巣による症状が大きな要因となります。