洗脳(マインドコントロール)にまつわる実話とそれがアメリカという国の形成に与えた影響 (2/4ページ)

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 またFBI長官のエドガー・フーバーも自著の中で思考のコントロールについて繰り返し言及した。1980年にはアメリカ精神医学会まで洗脳を取り扱うようになる。

 しかし中国やソ連の共産主義者は本当に自由意志を奪う方法を知っていたのだろうか? 答えはノーである。

 だが、アメリカは洗脳との戦いを止めなかった。その根本的な疑問は「なぜ共産主義に転向するのか?」である。

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・心理的拷問による洗脳
 洗脳には複数の定義がある。ハンター(彼はCIAのプロパガンダ工作員であった)のそれは、西洋人には理解できない東洋の神秘である。

 しかし朝鮮戦争から帰還した米兵を研究した専門家にとって、それはそれほど神秘的ではなかった。拷問である。

 朝鮮戦争で捕虜となった米兵は、立ち続けることを強要される、食事や睡眠が与えられない、独房での監禁、共産主義思想に繰り返し暴露されるといった拷問を受けていた。

 米軍は戦争捕虜が何をされたのか、彼らは”影なき狙撃者”として本当に操られているのか関心を抱いていた。だが実際の彼らは工作員になったわけではなく、酷いトラウマを抱えていただけなのだ。

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 1950年代初頭、軍が心理的拷問についての研究結果を公表した。その結論は兵士がリハビリを必要としているというものではなく、単純に弱かったというものだ。

 軍は洗脳という幻想への関心を急速に失い、兵士が拷問に耐えられないことを懸念するようになった。その結果がSERE(生存、回避、抵抗、脱走)という精神的拷問によって精神的拷問に対する免疫をつけさせるプログラムだ。 

 一方、大衆は催眠術のような洗脳という幻想に夢中だった。
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