湧き水を飲んだらカンピロバクター食中毒に…持ち帰りも要注意 (3/3ページ)
しかし、まれに(1%以下)症状が治まった後に2週間ほどしてから手足の力が入りにくくなったり目が動かなくなったりして ギランバレー症候群という状態になることがあります。
これは、カンピロバクターの菌の成分と、体を動かすための神経の成分に似た所があり、カンピロバクターを体から排除するための免疫システムが、間違って自分の神経を攻撃してしまうことによるのではないかといわれています。 カンピロバクター食中毒の治療内容

検査
便を検査し、菌を検出します。血液検査では菌の特定はできません。
治療
多くの場合は特別な薬を使わなくても自然回復しますが、水分補給や整腸剤の使用を行い、抗生物質を内服することもあります。 カンピロバクター食中毒の予防対策

肉は十分な加熱をする
肉は十分(中心温度が75℃で1分以上)加熱して食べましょう。冷凍しても死なないとされています。外食では鳥刺し、レバ刺し、ユッケなどに注意します。
加熱殺菌していない牛乳や卵にも注意が必要です。
生肉と野菜の調理器具を分ける
生肉を扱う調理器具と、サラダなどの生で食べる食材の調理器具は分け、両方を調理する場合は石鹸と流水で手洗いするようにします。
調理器具を乾燥させる
カンピロバクターは乾燥に弱いので、調理器具をしっかり乾燥させると効果的です。
生水は沸騰させる
生水は沸騰させてから飲むようにします。
食前に手を洗う
ペットの糞を始末したあとは、食事の前に手を洗うようにします。 最後に医師から一言

カンピロバクターはありふれた菌であり、生肉や生水を避けることで多くの場合予防することができます。
お年寄りや子どもは抵抗力が弱いので特に注意する必要があります。
(監修:Doctors Me 医師)