関東大学春季大会 試合中に修正した明治が逆転で2勝目。新メンバーも躍動。 (2/2ページ)

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 お互い選手交代も秋の本番並みで、最後まで勝負にこだわった試合は、終盤に明大が意地を見せる。後半28分には途中出場のHO大塚健太郎がゴール前ラックからサイドに飛びこみ同点にすると、31分のトライはターンオーバーから。FWが一気に前に出ると、FB山沢が好パスを外に出し、途中出場の1年生、WTB石川貴大が持ち味の倒れない走りで右隅にトライ。さらに36分にはすべてのゴールキックを決めているSO松尾がPGを追加して31-21。勝利を決定づけた。

 終盤、大東大NO8アマトが抜け出しゴールに迫るも、明大はWTB山﨑洋之が素早い戻りでトライを防ぐ。173センチと小柄な山﨑は攻守に奮闘して、激戦区のWTBで猛アピール。

「初めてスクラムを押されて、そこから崩れなかった。試合中に修正できたのはこれからにつながる。最後に勝ちきったのも意味がある。1年生が持ち味を出してくれましたが、まだまだ成長すべき点もあるので、これからいい競争になっていくでしょう」と明大、田中澄憲ヘッドコーチ。

 明大は防御での意識が高く、ターンオーバーからの攻撃にもコミュニケーションの声が素早く出て、好判断が生まれるシーンが多かった。昨年よりも一番成長している点であり、秋のシーズンで頼りになる手応えはあるはずだ。

(取材:福田達)
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