「ボク、運命の人です。」は新視点で女性を「癒す」ドラマだった (1/2ページ)

まいじつ

「ボク、運命の人です。」は新視点で女性を「癒す」ドラマだった

日本テレビ系の土曜ドラマが22時からの時間枠に移動してから初めての連続ドラマ『ボク、運命の人です。』も、いよいよ佳境に差し掛かってきた。男性目線の婚活恋愛ドラマであるこの作品は、亀梨和也演じる正木誠が木村文乃の扮する運命の人と結婚するために奮闘する。その姿に女性たちがときめいている。

女性の恋愛コンプレックスに寄り添ってくれる亀梨の役どころ

晴子(木村)に拒否され続けながらも、一歩間違えばストーカー並のしぶとさで、ついに交際することになった誠(亀梨)は、第8話で晴子の父親になんとか認めてもらおうと、努力を始めた。親の反対は結婚する際の障害でよくある光景だが、女性主役の恋愛ドラマの嫁姑のストーリーに比べ、男性の義理親子になっていくまでを描くドラマは少数である。親の反対からも逃げずに精一杯の努力をしてくれる姿は、男らしい優しさと頼りがいを見ることができる。

このドラマは定番の恋愛もののような、恋に頑張る女性が男性を振り向かせるという努力の過程を、女性視聴者に共感させるドラマではない。恋に疲れた女性が、ただひたすら誰かに愛されたいという願望を体現する、“癒やし”のドラマなのだ。

亀梨演じる主人公は少女漫画の登場人物のような理想の男性ではなく、一般的なサラリーマン。しかも、女運は元彼女が結婚詐欺師で逮捕されるほどに持っていない。そして、その相手役も恋愛で勝ち組になるような絶世の美女ではなく、不器用で恋愛下手をこじらせたキャラクターである。

共感が持てる山下智久の役どころ

多くの人が、過去に恋愛で辛い経験のひとつやふたつは、体験しているのではないだろうか。大人たちには、振られても、困難があっても、ただ誠実にできることから向きあおうとする誠の一途さがまぶしく映る。

特に、世間の恋愛コラムで、“こうすれば愛されるのに”と説教のような恋愛指南を目の当たりにしてきた女性にとって、“王子じゃなくていい。

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