マドリードで最も大きなランドマーク「レティーロ公園」にある世界で唯一悪魔を題材にした彫像「落ちた天使」を探す (4/4ページ)










こちらはヴェラスケスの宮殿(Palacio de Velazquez)。
画家の巨匠ヴェラスケスではなく、この宮殿の建築家であるリカルド・ヴェラスケス・ボスコからとった名称で、多くの美術に関する特別展示が催される建物です。


ヴェラスケスの宮殿から5分ほど歩くと、もっと素敵な宮殿が現れます。
それがマドリードが誇るガラスの宮殿・クリスタルパレス(Palacio de Cristal)です。
こちらの建物は1887年に、フィリピンの展示会のために建設されました。
当時フィリピンはアジア貿易の拠点としてスペインによって統治されていました。いろいろな熱帯植物にワニまで展示されていたというスペインのガラスの宮殿、当時のスペインの栄華が偲ばれます。
こちらも建築家リカルド・ヴェラスケス・ボスコによって建てられました。


そんなレティーロ公園のハイライト、ガラスの宮殿・クリスタルパレスを楽しんだ後は、いよいよ世界で唯一悪魔を題材にした彫像「落ちた天使」に出会うことができます。

この「落ちた天使」は、1845年にマドリッドで生まれたリカルド・ベルヴェール・イ・ラモン(Ricardo Bellver y Romón)が1879年に造ったブロンズ像です。
天使に化けて、のうのうと暮らしていた悪魔が天国から追放され、地獄に落ちたという逸話を彫像にしたものです。
リカルド・ベルヴェール・イ・ラモンは画家のゴヤが支配人を務め、ピカソ、ダリも通った、マドリッドの王立サン・フェルナンド美術アカデミー(Real Academia de Bellas Artes de San Fernando)を卒業、そしてローマの芸術学校に入学します。
そんなローマの芸術学校に在学している間に、リカルドはこの「落ちた天使」を造りました。


このブロンズ像が評価され、ローマにいるリカルドは、王立サン・フェルナンド美術アカデミーより奨学金を授与され、また芸術家として最高の金メダルも与えられました。

落ちた天使が乗っている六角形の柱より下は、別の芸術家フランシスコ・ハレーニョ・イ・アラルコン(Francisco Jareño y Alarcón)の手で造られています。





市内のどこからでも簡単に行けるレティーロ公園。
市民の憩いの場所ともなっているこの場所で、ゆったりとマドリード観光の締めくくりを味わってみてはいかがでしょうか?
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
住所 Plaza de la Independencia, 7, 28001 Madrid
電話 915-300-041
開園時間 (4月~9月) 6:00-0:00 (10月~3月) 6:00-22:00
アクセス 地下鉄2番線Retiro (公園内にも出入口があります)