子どもの耳の周りに謎の小さな穴が…「耳瘻孔」の原因と治療法とは? (2/3ページ)

Doctors Me

耳瘻孔の遺伝について
家族に同じ症状がある人が見つかる場合があり、遺伝する傾向があると言われていますが、血液型や色覚異常のように決まった遺伝形式があるわけではなく、親が耳瘻孔の場合に子どもに遺伝する確率を正確に計算することはできません。

また、家族に耳瘻孔の人がいなくても、子どもに耳瘻孔ができる場合もあります。

耳瘻孔以外にも耳の奇形や難聴、腎臓や尿路の奇形を伴う鰓耳腎症候群は、常染色体優性遺伝の遺伝形式が判明しており、親のどちらかがこの症候群であれば50%の確率で遺伝します

(参照: 難病情報センター耳瘻孔の治療法
受診科目
耳鼻科もしくは形成外科です。

治療を必要としない場合
感染を起こして赤く腫れることがなければ、そもそも気付かれていないこともあり、感染を起こした場合でも、自然に膿が出て炎症が治ることもあります。

手術をする場合
状態によっては感染を起こす前に予防的に手術をすることもあります。

手術は感染を起こしていれば0歳でも行うことがあります。

■ 手術内容
自然に膿が出てこない場合、メスで切って膿を出して一旦炎症を沈め、後日手術をして管を取り出します。

管の一部が残ると再発するとされており、顕微鏡で見ながら全て取り出します。
「子どもの耳の周りに謎の小さな穴が…「耳瘻孔」の原因と治療法とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る