秋津壽男“どっち?”の健康学「夜中、頻繁に目覚めるのは危険?不整脈や動脈硬化を合併する可能性」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

寝不足を招いた結果、ストレスが生じて胃腸に負担をかけ、朝方の心筋梗塞や動脈硬化の原因ともなります。

 夜の睡眠とは、昼間のストレスを解消させ、明日に向けてリセットする時間帯です。いい睡眠が取れないと前日の疲れが取りきれず、慢性化すると大病に結び付く危険があります。

 睡眠障害は、国際分類で見ると不眠症、呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群)、過眠症(ナルコレプシーなど)、リズム睡眠障害、睡眠時随伴症(寝ぼけなど)、運動障害の6つに分けられます。最もポピュラーな不眠症には「入眠障害」や「中途覚醒」などがあり、多くは睡眠薬を用いますが、依存症という弊害もありますので、できれば使いたくないところです。

 睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に呼吸が一時的に止まったり、低呼吸となる症状です。しばらく無音なのに、いきなり大きないびきをかくのが特徴です。太っている人に多く見られ、高血圧や不整脈、糖尿病、動脈硬化などを合併するため非常に危険です。夜中に熟睡できないため昼間頻繁に眠くなります。思い当たる方は医師に診てもらいましょう。

 快適な毎日を送る場合、快適な睡眠は不可欠な要素です。枕を高くして眠れるよう、不安なことはできるかぎり忘れ、明日に向けてリセットしてください。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「夜中、頻繁に目覚めるのは危険?不整脈や動脈硬化を合併する可能性」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 6/29号“どっち?”の健康学秋津壽男不整脈睡眠社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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