中世ヨーロッパでもっとも謎めいた種族、ピクト人に関する10の謎 (4/6ページ)

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・5. 絵入りの小石


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 ピクト人の絵入りの小石を巡っては19世紀から激論が交わされてきた。伝承では小石は魔除けだと伝えられている。

 1971年まで小石が人間や動物の病気を治療するために使用されていた。他にもパチンコの弾丸で、マークは所有者を示すという説もある。

 2014年、ジェニー・マリーは石工の協力を得て小石の再現を試みた。ここから絵は焼いたピートから得た黒い物質で描かれていることが判明。スコットランドではピートは家庭や精錬の燃料として一般的に使われていたものだ。これを一晩放置することで、お湯でも落ちないほどしっかりとした色素を石に残すことができる。

 似たような絵入りの石はフランス中部のピレネー山脈やイタリア南部でも発見されている。こちらは1万から1万2,000年前に遡ることができる。・4. 海の支配


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 2015年、ピクト人の海軍力を示す鉄器時代の要塞が発見された。要塞が築かれたDunnicaerの海岸の岩棚は6メートルもあり、登るにはロープを使わねばならない。5世紀から6世紀のもので、スコットランドの東海岸を監視する一連の要塞の一部であったようだ。

 建設に使われた石材は他所から運ばれてきたものだ。また石には魚やリング、それを貫く壊れたヤリの意匠も施されている。

 ピクト人は海で略奪を行なっていたことが知られており、こうした要塞は彼らの海軍力を示している。また城壁、くい穴、炭が残された火床の名残も発見されており、要塞には石材以外に木材も使用されていたのではないかと考えられる。
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