【絶品】なぜキクラゲがこんなに美味しいのか? 食堂「ラーメン万福」のキクラゲ定食(半ライス) (1/2ページ)
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高円寺駅
キクラゲ定食(半ライス) 690円
・キクラゲが主役の定食がこの世にあった
ビラリと襞をうち、いかなる調理法でも独自の風味や食感などをキープするマイウェイな食材、キクラゲ。
もっとも中華料理の八宝菜では不可欠な存在だが、まあ一皿にせいぜい入って数枚程度なのだからあくまで脇役——そう思っていた。高円寺の「ラーメン万福」へ訪れるまでは。
・牛乳ラーメンが名物の中華料理店の“隠れボス”
ルック商店街の脇道にお店を構える「ラーメン万福」は、JR高円寺駅と東京メトロ新高円寺駅、それぞれからほぼ中間地点にある。
引き戸をあければ、おじいさんおばあさんのお二人がカウンター向こうから「いらっしゃい」と微笑む。一見、どこの町にもありそうな小さな中華料理店。だがこの店の名物は「牛乳ラーメン」と「キクラゲ定食」。味の予測も不可能だ。
・こんもり盛られた大量のキクラゲ
軒先には電光掲示板で「牛乳ラーメン」を推していたが、今回は“杉並保健所認証ヘルシーメニュー”と銘打つ「キクラゲ定食」(米・味噌汁・漬け物)を注文。十数分後、店主(おじいさん)が重そうな鉄鍋からよそった一皿を受けると、ギラギラテカテカと油で黒光りするキクラゲがお目見え。こんなボリュームのキクラゲを前にするのは初めてだ。