天才テリー伊藤対談「ジミー大西」(2)画家への専念ってそんな理由なの!? (1/2ページ)
テリー 自分に絵の才能があることは、いつ気づいたの?
ジミー 最初は上岡(龍太郎)師匠と(島田)紳助兄さんがやってた「EXテレビ」という番組の企画で絵を描いたんです。「下手でも、オチに使うからいい」って言われて。
テリー その時は、どんな絵を描いたの。
ジミー 花と、口から新幹線がビューっと飛び出している人間の顔です。
テリー ハハハ、おもしろいじゃない。
ジミー (明石家)さんまさんにも、そう言われました。で、番組放送の2週間後に岡本太郎先生から手紙をいただいたんです。
テリー ええっ!? 岡本太郎さんが、そのテレビを観てたんだ。
ジミー そうなんです。(養女の岡本)敏子さんいわく、観てる最中、ずっとニコニコ笑うてはったそうで、「いいじゃない、もっと枠からはみ出しなさい」という内容の、3行ぐらいの手紙がテレビ局に届いたんです。「これはすごいことやな」と。
テリー すごすぎるよ。俺は岡本太郎さん、本も全部持ってるくらい大好きだもの。その手紙、今でも持ってるの?
ジミー 実はそれ、売っちゃったんです。
テリー ええっ、ちょっと待って、全然、意味がわかんないんだけど。
ジミー そんな大事になると思わなくて。
テリー 思うよ! あの岡本太郎さんがほめてくれてる手紙なのに。バカじゃないの?
ジミー そうですよね、自分でも、あとでそう思いました(苦笑)。
テリー もったいない。まぁ、そこがジミーちゃんのタダモノじゃないところなんだけど(笑)。