ビートたけしの金言集「殿が語ったハリウッドシステムの思い出」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

ビートたけしの金言集「殿が語ったハリウッドシステムの思い出」

「新しい“ゼロゼロセブン”はヒットしてるのか?」

 去年の暮れ、殿が珍しく公開中の大作映画、「007 スペクター」に興味を示してきたことがありました。ちなみに、わたくしも殿同様、「007」を、「ダブル・オー・セブン」と呼ぶのではなく、「ゼロゼロセブン」と呼ぶ、アラフォー世代の、“昭和っ子”であります。

 それはさておき、内容もさることながら、シリーズ中最大の制作費をかけ、世界中でしっかりと大ヒットしている最新の「007」を、すでに拝見していたわたくしが、“興行的にも内容的にも、大変な優秀作品である”といった感想を殿に述べると、

「へ~。すげ~な。ちょっと見てみて~な」

 と、さらに食いついてこられたのです。

 しつこいようですが、殿が公開中の新作映画に興味を示すことなど、ほぼありません。かなり昔、わたくしが、「俺たちフィギュアスケーター」という、死ぬほどバカバカしいコメディ映画を拝見した時、「殿、先日男同士でフィギュアスケートのペアを組むバカ映画を見てきたのですが、パイルドライバーのような形になって、お互いの股間に顔を埋めて、“立ち69”をしながら滑るシーンが最高に笑えました」と報告すると、

「いいな! それ!! その69しながらスケートするやつ、DVD出たら持ってこいよ」

 と、映画というより、男同士の69のシーンそのものに食いついてこられたことがあったぐらいです。

 まー殿の、あくなき下ネタ執着ぶりはさておき、「007」です。

「007」の話題から、昨今の洋画の大作主義、及び、その制作費の高騰といった話に移行すると、殿は、かつてキアヌ・リーブスと共演した、ハリウッド映画「JM」のことを思い出され、

「あっち(ハリウッドね)はとにかくいちいち細かいからな。俺が薬を飲むシーンがあったんだけど、何種類も薬のサンプルを持ってきて、『何色のどの薬がお前は好きなんだ?』って、どうでもいいことを聞いてくるからな」

 と、自身が体験した、ハリウッドシステムについて語りだしたのです。

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