夏競馬特別対談「松本ヒロシ×亀谷敬正」のぶっちゃけウラ話(3)調教の見方は独学!誰も教えてくれない (1/2ページ)
亀谷 最近、厩舎コメントがどの新聞も一緒だったりすることが多いですよね。「エイト」はどうです?
ヒロシ 厩舎にもよるんじゃないかな。調教師から何時にコメント出す、というアナウンスがあって、その時間に記者たちがゾロゾロと集まる、みたいな。
亀谷 えっ、そういうスタイルに変わったんですか?
ヒロシ ここ10年ぐらいかな。若い調教師は、そういうスタイルが好きだから。
亀谷 だったら調教師が自分でブログやって、好きに書いたらいいじゃないですか(笑)。もしかして、これからそういう時代になるのかな。何か独自性がないですね。
ヒロシ あまりないよな。
亀谷 ヒロシさんは?
ヒロシ そりゃ、あるさ! 例えば、GIの時は特別に「有力馬情報」のページがあるから、調教師とかへの独自取材の情報を書くし。そういえば昔、ダービーの時にコディーノからノリさん(横山典弘騎手)を降ろした理由を、藤沢先生に聞いて「オーナーじゃなくてオレが降ろした」って書いたの。先生はオーナーから言われる前に替えてあげたかったというか、替えられる側の気持ちを察して先に提案したわけだけど、あれは、お互いに誤解があったね。
亀谷 ところで、調教の見方とかの予想方法は、先輩から後輩に語り継がれたりするんですか? 例えば名店には秘伝の味とか、あるじゃないですか?
ヒロシ ないねー。
亀谷 じゃあ、記者は調教とかの見方を誰に教わるんですか?
ヒロシ うーん、独自でだね。俺は前回との比較ぐらいかな。パターンが変わったとか。
亀谷 その見方も教わったわけではないんですよね。