起業するには? 大学生必見! 必要な手続きや資金調達の方法まで解説 (2/4ページ)
●株式会社
公証人手数料:5万円
定款印紙代:4万円(電子定款認証の場合は0円)
登録免許税:15万円(最低金額)
定款謄本代:約2,000円
計:約24万2,000円
●合同会社
公証人手数料:不要
定款印紙代:4万円(電子定款認証の場合は0円)
登録免許税:6万円(最低金額)
定款謄本代:約2,000円
計:約10万2,000円
紙の定款(会社の目的・組織・活動・構成員・業務執行などについての基本規則を明記した文書です。会社設立の際には法務局に提出しなければなりません)を利用する場合には、
株式会社:約24万2,000円
合同会社:約10万2,000円
で14万円の差があります。電子定款認証(現在ではPDFでもOKになっています)の場合には、印紙代の4万円が掛かりませんので、
株式会社:20万円
合同会社:6万円
となります。
起業するのに必要な準備現在では「資本金が1円」でも株式会社がつくれるようになっています。運転資金などお金の問題は置くとしても、株式会社をつくるには以下のものを準備しておく必要があります。
1.商号……いわゆる会社名です
2.本店所在地……その会社の本店をどこに置くのか、その住所。定款に記載します
3.資本金……1円でもいいですが、資本金の額は明記する必要があります
4.株主……資本金を出す株主です
5.印鑑……会社の実印となる「会社印」は絶対必要。定款に押印する必要があります
6.設立費用……上記の金額が必要です
7.定款……会社の目的・組織・活動・構成員・業務執行などについて明記した文書
設立する会社は法務局に「登記」しなければいけません。登記するには定款を提出する必要があります。定款には「商号」「本店所在地」などの項目を書き、また押印をしないといけませんので、1-6の準備は定款作成のための準備といってもいいでしょう。