なんと400語超あるとも言われる日本情緒あふれる「雨の呼び名」を一挙ご紹介 (2/5ページ)

Japaaan


返り梅雨:かえりつゆ:梅雨明け後に再び雨が降り続くこと。戻り梅雨、残り梅雨とも。
空梅雨:からつゆ:雨が少ない梅雨。旱梅雨(ひでりつゆ)、枯れ梅雨(かれつゆ)とも。
緑雨:新緑の頃に降る雨のこと。しっとりとして美しい日本の原風景です。
麦雨:麦の実る時期の雨で、梅雨の別称。
小糠雨:こぬかあめ:とても弱く細かく降る雨。春に降るものを指し、秋に降るものは霧雨といいます。 夏の雨

白雨:はくう:雨脚が白く降る夏の夕立のこと。
洗車雨:せんしゃう:七夕の前日、陰暦7月6日に降る雨。彦星が織姫に会うときに使う牛車を洗う水になぞらえています。洗車したら雨が降った、のあるあるではありません。
酒涙雨:さいるいう:七夕に降る雨のこと。雨で会えなくなった織姫と彦星が流す涙と伝えられています。催涙雨とも表記。
夕立:ゆうだち:夏の午後、熱い空気が上空にたまることで、短時間で雷を伴って降る強い雨。災害に発展するような夏の強い雨は「ゲリラ豪雨」とも呼ばれます。
神立:かんだち:神様がなにかを伝える「雷」を指す言葉から、夕立、雷雨を指すようになりました。

秋の雨

秋雨:あきさめ:しゅうう、とも呼ばれます。秋に降る冷たい雨。秋雨前線は、夏から秋へ移り変わる頃に現れ始めます。
冷雨:れいう:冷え冷えと降る晩秋の雨。
白驟雨:はくしゅうう:雨脚白く降る「白雨」と雨粒が大きく強い雨「驟雨」を合わせた言葉。断続的に烈しく降る秋の雨。
秋黴雨:あきついり:梅雨のように降り続く秋の長雨のことで、秋入梅とも表します。読み方のついりは、つゆいりが転じたもの。

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