独特の世界、コペンハーゲンにあるヒッピーの楽園「クリスチャニア」に潜入してみた (5/5ページ)
移民やその子孫と見られる人々の割合も多かったことから、デンマークの一般社会に馴染めない人々の心の拠り所になっているのではないかという印象を受けました。
クリスチャニアに出入りできる場所はいくつかありますが、面白いのは「クリスチャニア」と書かれている正面ゲートの裏側には「ここから先はEU」と書かれていること。
「デンマークがEU加盟国でも、自分たちはそのなかに取り込まれないぞ!」という「クリスチャニア人」のプライドを感じますね。
規律正しい印象のデンマークのイメージとは正反対といってもいいほど、まったくの別世界が広がるクリスチャニア。面白いのは、こうしたコミュニティの存在を容認している政府や一般の人々の存在です。
果たして、日本でこうしたコミュニティが社会的に認められるでしょうか?こんな世界が存在していられるのも、もともとデンマークに自由を重んじる気風があったからこそなのかもしれません。
クリスチャニアは特別危険な場所というわけではありませんが、お世辞にも雰囲気がいいとはいえない場所もあるので、日中の明るいうちに訪れるのがおすすめ。ガイドツアーも実施されているので、不安な方はガイドツアーに参加するといいでしょう。
あまりにも独特な世界が広がるクリスチャニア・・・一度行くと、きっと忘れられなくなるに違いありません。
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