安倍首相と麻生財相「24年目の決別」 (3/5ページ)

日刊大衆

以来、麻生氏は4年半の長きにわたり、安倍政権を支え続けてきた。その2人の蜜月関係が崩れたのは、昨年10月のこと。鳩山邦夫衆院議員の急逝に伴う、福岡6区の補選だったという。

「麻生氏は日本獣医師会会長・蔵内勇夫氏(福岡県議)の長男を推し、一方、菅官房長官は邦夫氏の弔い合戦を掲げる次男の二郎氏の応援に入り、自民党の分裂選挙となりました。結果は、トリプルスコアの大差をつけて二郎氏が圧勝。麻生氏はここで、菅官房長官はもちろん、自分の味方をしてくれなかった安倍首相に不信感を抱いたんですよ」(事情通)

 国会では森友学園問題が先に弾けるが、政権内では順序が逆。実は、福岡6区補選の前から、加計学園の獣医学部新設問題が懸案事項になっていたのだ。『総理のご意向』と書かれた文部科学省のメモには、麻生氏を名指しし、「獣医学部新設に強く反対している議員がいる中で、党の手続きをこなすためには(中略)少なくとも、衆院福岡6区を終えた後」まで待つべきだと記載されている。

 自民党・獣医師問題議員連盟会長である麻生氏は、蔵内氏(前出)が獣医師会の会長に就任した記念祝賀会で発起人を務める間柄。むろん、獣医師会は新設に反対の立場だ。さらに、例の文科省メモでは「自分(麻生氏のこと)は本件関係で総理から何もいわれていない。この話を持ち出されたこともない。だからもう(やらない方向で)決着したのだと思ってたくらいだ」という麻生氏の感想も綴られている。

「つまり、獣医学部新設問題で麻生氏は腫れ物のように扱われ、蚊帳の外に置かれていたということ。今年の春先からは、安倍首相が兄貴分の麻生氏に相談をする回数がめっきり減ったそうですが、これは、福岡の補選を機に両者の間に隙間風が吹き始めたからでしょう」(前出の事情通)

 そこに、森友学園問題が炸裂する。「森友学園の国有地払い下げ問題では、財務省理財局が迅速に認可するように大阪府へ圧力をかけたことが“忖度だ”と批判されました。財務省は、自分たちの不祥事をあえて外部に漏らしたわけです。

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