安倍首相と麻生財相「24年目の決別」 (5/5ページ)
稲田(朋美)防衛相と金田(勝年)法相はクビが確定です」(自民党関係者)
争点になりそうなのが、党の三役人事だ。「岸田(文雄)外相が閣外に走り、幹事長職を要求しているようです。ただ、安倍首相は“敵に回すと厄介”という理由から、二階(俊博)さんの続投を決めており、岸田さんは政調会長が有力。ハト派の岸田さんに改憲議論を取りまとめさせると都合がよいからです。問題は、麻生さんが甘利(明)元経済再生担当相の幹事長起用を求めていること。甘利さんは仲間4人を引き連れて麻生派入りしてくれたため、麻生さんとしてはその功に報いる必要があるからです」(前同)
ただ、甘利氏は政治と金の問題で閣僚を辞任した経緯があるため、世間の評判は芳しくないはずだ。「そこで、安倍さんは甘利さんを総務会長に据える意向のようですが、麻生さんがこれをどう思うか。先日、山東派を吸収して59人に膨れ上がった麻生派(志公会)は、党内第2派閥になった。麻生さんは甘利さんの起用以外にも、派閥メンバーに閣僚ポストを要求し、安倍首相に“踏み絵”を迫るはずです。もし意向が通らなければ、改造後の秋口からは、派閥をあげて露骨な“安倍降ろし”に舵を切るはずです」(同)
“政権の要”である麻生氏の心をつなぎとめることができるか――ここに、安倍政権の命運がかかっている。