四季よりも細かく…1年間を24個に分けた日本の季節「二十四節気」とは? (1/15ページ)
太陰太陽暦と太陽暦
古くから暮らしに欠かせないものであった暦(こよみ)。世界各地、それぞれの時代に使われた暦があり、時には趣向を凝らして楽しまれてきました。錦絵による絵暦は、江戸っ子の楽しみの一つでもあったそうです。
中国から日本に伝わった暦は「太陰太陽暦」でしたが、太陽暦とのズレがありました。江戸時代には、ひと月の長さは太陰暦、1年の長さは太陽暦によるものだったため、つじつまが合わなくなり、閏月をはさんだり、1年が13ヶ月だったり、暦の調整は大変ややこしいものでした。
四季よりも細かく分けられた日本の季節
暦と季節が大きくずれないように調整するために登場した二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年間を24個に分けた季節のこと。地球を中心に太陽が1周する、1年の太陽の黄道上の動きを15度ごと24等分して決められています。
二十四節気での一つの季節は約15日間。1年間を冬至・夏至・春分・秋分で四季に、さらにそれぞれを6等分して24の季節に分けて、立春から始まり、大寒で1年を終えます。「節(せつ)または節気(せっき)」と「中(ちゅう)または中気(ちゅうき)」と呼ばれる2つの季節が、交互にあります。
立春・立夏・立秋・立冬を含むグループが「節」の季節で、暦の上では○月節、冬至・夏至・春分・秋分を含むグループは「中」の季節で、○月中と表記されます。
例えば、春の二十四節気で1つ目の立春は「正月節」、2つ目の雨水は「正月中」、3つ目の啓蟄は「二月節」、その次の春分は「二月中」と暦の上で表されます。
年々ずれていく暦と季節とのズレを調整するには
太陰太陽暦を元とする二十四節気は、中気のない季節が閏月とされ、その年によって1日程度前後することがあります。