【甲子園優勝校予想&実現してほしい対決(1)】大阪桐蔭を止めるのはジンクスを破った盛岡大付か? (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

大阪桐蔭を止めるのはジンクスを破った盛岡大付か?
大阪桐蔭を止めるのはジンクスを破った盛岡大付か?

 本日、8月8日に幕を開ける夏の甲子園(7日の開幕が雨で順延)。週刊野球太郎では特別企画『2017年・夏の甲子園。優勝校をズバリ大予想!』で、週刊野球太郎ライター陣が「優勝校」と「対抗」を大胆予想。あわせて「実現してほしい対戦」と「注目選手」を紹介していく。

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■優勝候補:盛岡大付(岩手)

 優勝候補には、センバツ王者の大阪桐蔭、タレント揃いの横浜、3季連続ベスト4の秀岳館の名を挙げる方が多いだろう。

 しかし、筆者が推したいのは盛岡大付だ。岩手では、2011年から奇数年は花巻東、隅数年は盛岡大付と両校が交互に夏の甲子園の代表になっていたが、今夏はそのジンクスを破って、盛岡大付が2年連続で出場を果たした。

 横浜瀬谷ボーイズ出身の三浦瑞樹、平松竜也を中心とした投手陣。岩手大会決勝で松井秀喜(当時星稜、元ヤンキースほか)に並ぶ高校通算60号本塁打を放った植田拓とタレントは揃う。植田は昨夏、今春と甲子園で本塁打を放っており、経験も十分。3季連続本塁打でゴジラ越えを狙う。

 センバツでは準々決勝で履正社と対戦。強力打線が機能せず、6回までパーフェクトに抑えられる完敗を喫した。あれから4カ月半、持ち前の打力に磨きをかけ、岩手大会を圧勝で勝ち上がってきた。花巻東の菊池雄星(現西武)と大谷翔平(現日本ハム)、盛岡大付の先輩・松本裕樹(現ソフトバンク)らが成し遂げられなかった「岩手勢甲子園初制覇」に期待したい。

■対抗:大阪桐蔭(大阪)

 優勝候補の対抗馬として挙げたいのは大阪桐蔭だ。2012年に春夏連覇を達成したときは藤浪晋太郎(現阪神)が絶対的エースとして君臨。同じように2010年の興南には島袋洋奨(現ソフトバンク)、1998年の横浜には松坂大輔(現ソフトバンク)と、近年の春夏連覇チームには大黒柱がいた。今夏の大阪桐蔭はエースの徳山壮磨、藤原恭大、山本ダンテ武蔵、山田健太、根尾昂など投打にタレントが揃っているが、いずれも「大黒柱」と呼べる絶対的な存在には至っていないように思える。

 春夏連覇に不可欠な精神的支柱の不在という点が、大阪桐蔭を本命に推せなかった理由だ。しかし、全国有数のタレント軍団だけに、彼らが一つにまとまれば、夏も勝ち上がる可能性は高い。

 そういえば、1987年のPL学園は野村弘(元横浜、現弘樹)を軸に、橋本清(元巨人)、岩崎充宏とハイレベルな3人の投手を起用。野村は絶対的エースという立ち位置ではなかった。そして、立浪和義(元中日)、片岡篤史(元阪神)ら野手陣との総合力で春夏連覇を果たしている。その総合力はPL学園の歴史において「最強チーム」とも呼ばれるほどだった。さて、今夏の大阪桐蔭はどうなるだろうか。

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