【甲子園優勝校予想&実現してほしい対決(1)】大阪桐蔭を止めるのはジンクスを破った盛岡大付か? (2/2ページ)

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■実現してほしい対戦:日大山形(山形)vs.前橋育英(群馬)

 過去の因縁がある高校同士の対戦が見られそうな今大会。有名なところでは横浜と京都成章だ。1998年夏の決勝、松坂がノーヒットノーランで優勝を決めたときの相手が京都成章だった。また、「日本文理の夏はまだ終わらなーい! 」の実況でおなじみの2009年夏の決勝を戦った日本文理と中京大中京などが挙げられる。昨年の決勝で対戦した作新学院と北海のリベンジマッチも因縁と言っていいかもしれない。

 上記は多くの人が真っ先に頭に浮かべるところだが、筆者が取り上げたいいは日大山形と前橋育英の再戦だ。

 2013年に山形勢として初の夏の甲子園ベスト4進出を果たした日大山形。当時の4番は奥村展征(現ヤクルト)だった。対する前橋育英は2年生エースの高橋光成(現西武)を擁し、初出場ながら準決勝に勝ち上がってきた。ともに初の決勝を賭けたこの対決は、序盤から前橋育英が3対0でリード。6回に日大山形は奥村の二塁打を口火に1点を返すが、反撃はここまで。前橋育英は追加点を奪い、高橋は104球で完投勝利。山形勢の夢を打ち砕いた。

 ちなみに、山形勢というとPL学園に29点を奪われた東海大山形の大敗や、未だに決勝進出がないなど、甲子園では明るい話題が少ない。今大会でぜひ、前橋育英にリベンジし、県勢の悲願となっている決勝進出を果たしてもらいたいものだ。

■注目選手:丸山和郁(前橋育英)

 今夏は、「東の清宮幸太郎(早稲田実)、西の安田尚憲(履正社)」とセンバツを盛り上げた両スラッガーが不在。三浦銀二(福大大濠)、西垣雅矢(報徳学園)といった絶対的エースも地方大会で姿を消した。そのなかで注目したいのは丸山和郁(前橋育英)だ。

 左腕から繰り出されるストレートは最速144キロ。昨夏、今春の甲子園では3試合に登板し、13回を無失点。センバツでは全2試合とも先発で起用されている。チームには丸山以外にも皆川喬涼、吉澤悠、根岸崇裕ら好投手が揃っており、今夏、荒井直樹監督が丸山をどのように起用するかはわからないが、ドラフトでも注目されるであろう丸山から目が離せない。

(文・予想=勝田聡)

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