70トンの巨体。既知の恐竜としては最大のティタノサウルスの化石が大量に発見される(アルゼンチン) (1/4ページ)
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およそ1億年前、地球が珍しいほど暖かく、顕花植物が多様化し咲き乱れていた頃、既知のものとしては最大の陸生動物が餌となる植物を求めてのっしのっしと歩いていた。
ティタノサウルスである。
新たに特定されたティタノサウルスは、69トンとアジア象12頭分にも匹敵する体重を誇り、これまで最大であったティタノサウルス類アルゼンチノサウルス・フインクレンシス(Argentinosaurus hiunculensis)を破り、記録上最大の恐竜の座に着いた。
・新たに発見されたティタノサウルスの化石
世界最大の陸生動物を発見できただけでも素晴らしいが、今回は少なくともティタノサウルス6体分にはなるだろう大量の化石が発見されている。これらを比較することで、包括的なティタノサウルスの系統樹が作られた。
それによると、アルゼンチノサウルス、プエルタサウルス(Puertasaurus)、ノトコロッサス(Notocolossus)、そして今回特定された恐竜を含め、ティタノサウルスの一部は同じ分岐群に属しているようだ。
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パタゴティタン・マヨラムの分岐群は、記録上最小のティタノサウルスが属するリンコンサウリアの近縁。小さいと言っても、リンコンサウルスやサルタサウルスは6トンあった。調査を率いるアルゼンチン国立研究評議会(CONICET)のホセ・ルイス・カルバリード(Jose Luis Carballido)博士によると、この分岐群は、竜脚類の歴史の中で巨大化が発生したのは、いくどかに分かれてではなく、一気に起きたことを示しているという。