ひんやり、つるんとした舌触り! 水の都・大垣の夏の風物詩「水まんじゅう」を金蝶園総本家で味わう (1/3ページ)
大垣市は、岐阜市に次ぐ、岐阜県第2の都市。良質で豊富な地下水に恵まれているため、古くから「水の都」と言われています。
この水の都で、明治の初めに生まれたのが、大垣名物「水まんじゅう」です。
和菓子店の店先に設置された水槽におちょこに入った水まんじゅうが冷やされる姿は、水の都大垣の夏の風物詩となっているほど。
家庭に冷凍庫や冷蔵庫のない時代、冷たい地下水で冷やされた水まんじゅうは、大垣の人々にとって夏の暑さをしのぐ愛すべきおやつだったことでしょう。
大垣では水まんじゅうを販売する和菓子店がいくつもありますが、今回は創業寛政10年(1798年)の老舗、金蝶園総本家を訪ねました。岐阜銘菓「金蝶園饅頭」で有名な和菓子店です。
金蝶園総本家 大垣駅前店は、JR大垣駅から徒歩1分ほどのアクセスしやすい場所にあり、夏場は水まんじゅうを買い求める人が店先に列を作っていることも珍しくありません。
持ち帰り用の水まんじゅうを購入する場合は店頭の水槽前に並ぶことになりますが、店内で水まんじゅうをいただく場合は、店内奥のカウンターで注文をします。
店内で食べる水まんじゅう(緑茶付き)は、2個入が390円(税込)、3個入が520円(税込)。