日産に受け継がれる魂。フェアレディZに込められているのは、”走る”という浪漫! (3/3ページ)

イキなクルマで

このことからも、日産がフェアレディZを完璧なスポーツカーとして仕上げようとしていたことがうかがえます。Z32はワイドで大柄なボディですが、これまでのZと異なるショートノーズ化やワイドトレッド化によってハンドリングは良く、また、車両の重さを感じさせない高馬力高トルクによって、高い走行性能を実現しています。

バブル崩壊後も10年ほど販売されていたZ32ですが、2000年に販売終了し、2002年にZ33型が発売されるまでは一時絶版車種となっていました。

■待望のZ復活

2002年に、フルモデルチェンジを経てフェアレディZが復活しました。以降のZ33、Z34は国内では2シーターのみの仕様である点や、デザインの大幅変更、さらに、これまでエンジンにはターボが使用されていたのに対し、Z33以降は全て自然吸気となり、スカイラインと共通のV6のVQ系エンジンが採用されるようになりました。Z33は6年間、Z34は2008年から今までと、長く愛され続けています。また、ラグジュアリーグレードのバージョンTやスポーツグレードのバージョンS、そしてニスモチューンモデルといった、需要に合わせたグレード選択が可能となり、幅広い顧客獲得に成功しました。

■まとめ

「Z」の名には、ハイパフォーマンスな走行性能だけでなく、優雅さや乗り心地のよさも求められています。モデルチェンジによりかなり大きくデザインは変更されてきましたが、その点についてはどのモデルも非常に高い性能で期待に応えているでしょう。

90年代の名車Z32は、燃費や税金、整備性の悪さなど、今の日本では維持するのが難しいという側面も勿論あります。しかし、それを補って余りあるだけの走る楽しさを感じられますし、なにより90年代の“浪漫”を体現しています!新車をどんどん乗り換えていくのも一興ですが、古い車を綺麗に大切に維持していくのも粋な車の楽しみ方だなと思わせてくれる魅力を、「Z」は持っています。

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