男性禁制の世界「大奥」にはどんな職種があったの? (1/2ページ)
基本的に将軍以外は男性禁制という独特の世界といえば、大奥です。将軍の跡継ぎを産む女性はもちろんのこと、将軍や正室の御台所(御台様)に仕える奥女中もここで暮らしていました。
「女中」の「中」は敬称の意味で使われる言葉なので、「女中」は「奥に勤める女性の方々」という意味だったそう。
大奥を運営したのは誰?大奥の主人といえば、御台所。でも、実際に取り締まるのは、御年寄でした。さらに御年寄は上臈(じょうろう)御年寄と御年寄に分かれており、大奥女中の最高位が上臈御年寄。御台所の話し相手が仕事で、茶の湯や生け花などにつきあっていたようです。
一方、御年寄(老女)は、万事を取り仕切り、表向きの政事にも発言していたので、かなり忙しそうですね。とはいえ、歩き回る忙しさはなく、千鳥之間という部屋でまったく動かず、女中に指示するのみ。いわば、司令塔といえるでしょう。
大奥の職にはどんなものがあったの?御年寄の下には、実に多くの職がありました。ざっと紹介してみると…。
・御客会釈(おきゃくあしらい) 将軍が大奥へ御成りのときに接客します。御年寄へのステップアップとも言われていました。
・中年寄 御年寄の指示に従うほか、御年寄の代理を務め、食事の献立を指示・味見も大事な仕事です。
・御中臈 将軍付、台所付があります。身辺の世話が主な仕事ですが、将軍のお手がつくと側室となりました。
