ドイツのゲッティンゲンにある「ガチョウ番の娘リーゼル」は世界で最もキスされた少女!? (1/2ページ)
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ドイツの中央部、メルヘン街道沿いに位置する街、ゲッティンゲン。ここに「世界で最もキスされた少女」といわれる女の子がいます。
それが、旧市街の中心・マルクト広場に建つユーゲントシュティールの銅像「ガチョウ番の娘リーゼル」。この像は、ゲッティンゲンのシンボルにもなっています。
なぜ、この銅像が「世界一」ともいわれるほど多くのキスを受けているのでしょうか。
それは、これまでに40人以上のノーベル賞受賞者が学んだり、研究したり、教鞭をふるってきたりした名門、ゲッティンゲン大学と関係があります。
ゲッティンゲンは、古くから大学町として発展してきました。ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲン、通称ゲッティンゲン大学は、ハノーファー選帝侯のゲオルク・アウグストによって設立された由緒ある大学。「ガチョウ番の女」はグリム童話の一編で、その生みの親であるグリム兄弟が教えていたのがゲッティンゲン大学なのです。
ゲッティンゲンがグリム兄弟ゆかりの地であることも手伝って、1900年、他の候補作を抑えて多くの市民の支持を得た「ガチョウ番の娘リーゼル」の像がマルクト広場に設置されることが決まりました。
そして1901年、この可憐な像が実際にお目見えしたのです。以来、ゲッティンゲン大学の学生のあいだで、博士課程修了試験に合格したら、この像の頬にキスをするのが習わしになりました。

最初に設置されてから100年以上。それまでこの少女はいったい何回のキスを受けてきたのでしょうか。博士課程を修了した学生といえば、ドイツの将来を担うエリートですから、そんな学生にキスされるのは、この少女にとっても名誉なことなのかもしれません。
像へのキスは、1926年に一旦禁止となったこともありましたが、伝統的な風習として現在も続いているといいます。
リーゼルが左手に抱えているかごの中にはお花が。